電気工作物とは電気を供給するための発電所、変電所、送電線や配電線や、電気を使用する側の電気使用のために設置する受電設備や配線、電気使用設備などの事をいいます。
そして、電気工作物は、一般用電気工作物と事業用電気工作物に分けられています。

一般用電気工作物とは、600Ｖ以下の電圧で受電するものを言います。つまり比較的危険度が少ない電気工作物と言えます。家庭で使っている分電盤や配線などは一般用電気工作物となります。

事業用電気工作物とは、600Ｖ以上の電圧で受電するものを言います。つまり比較的危険度が高い電気工作物と言えます。さらに、事業用電気工作物は電気事業の用に供する電気工作物と自家用電気工作物とに分類されます。

電気事業の用に供する電気工作物とは、電気を売る側の電気工作物を言い、自家用電気工作物とは、電気を使う側の電気工作物を言います。