電気主任技術者試験講座 磁束密度
磁力線とは,磁石を例に例えると、N極から出てS極へ向かう曲線のことで、磁力線の向きが磁界の向き(磁石ではN極の方向)で、お互いに交じり合うことがありません。
この磁力線を定量化したものを磁束φといい単位にはWb(ウェーバ)を用います。磁束の強さの1単位が1本の磁束を発生すると定義しています。
磁束密度B [T又はWb/m2] とは、単位面積当たりの磁束数のことで、磁界に垂直なS[m2]の面積を貫く磁束φ [Wb] が貫いている時
B = φ/S [T又はWb/m2]
又、磁束密度B [T又はWb/m2] は磁界の強さH [A/m] と次のような関係があります。
B = μH = μrμoH [T又はWb/m2]
μ:透磁率 [H/m] 、 μo:真空の透磁率 、 μr:比透磁率
電気及び磁気に関する量とその単位記号(これと同じ内容を表す単位記号を含む)の組み合わせとして、誤っているものは次のうちどれか。
(1) 電界の強さ V/m (2)磁束 T (3)電力量 W・S
(4)磁気抵抗 H-1 (5)電 流 C/s
答え (2)