電気主任技術者試験講座 回転力
磁界H [A/m] 中に磁気モーメントm [Wb] で l [m] の棒磁石をおいたときの回転力T
[N・m] は
T = Hmlsinθ [N・m]
θは磁界H [A/m] と棒磁石のなす角度
磁束密度B [T] 中に面積S [u] の平面状コイルに電流I[A]を流したときに発生する回転力T [N・m] は
T = NBIScosθ [N・m]
N:コイルの巻数 、 θは磁束密度B[T]とコイルのなす角度
図のように、空間に一様に分布する磁束密度B=0.4[T]の磁界中に、辺の長さがそれぞれa=15[cm]、b=6[cm]で、巻数N=20の長方形のコイルが置かれている。このコイルに直流電流I=0.8[A]を流したとき、このコイルの回転軸OO’を軸としてコイルに生じるトルクT[Nm]の最大値として、最も近いのは次のうちどれか。
ただし、コイルの辺aは磁界と直交し、OO’は辺bの中心を通るものとする。また、コイルの太さは無視し、流れる電流によって磁界は乱されないものとする。
(1) 0.011 (2) 0.029 (3) 0.033 (4) 0.048 (5) 0.058
答え (5)