電気主任技術者試験講座 相互誘導作用

二つのコイルを接近し、一方のコイルの流れる電流I [A] を変化させると、他のコイルの鎖交磁束φ [Wb]が変化して起電力Ve [V] が発生します。
ー方のコイルの電流をI、磁束をφ、起電力をVe
もう一方のコイルの電流をI、磁束をφ、起電力をVe とすると

 φ = M1 [Wb]
 φ1 = M1 [Wb]

M、M : 相互インダクタンス [H]

一般的に M=Mとなり、これをMとすると

k : 結合定数 L1, L2 : 自己インダクタンス

A、B二つのコイルがあり、Aコイルに流れる電流i[A]を1/1000秒間に40[mA]変化させている間、Bコイルに0.3[V]の起電力を発生する。この両コイルの相互インダクタンスM[mH]の値として、正しいものは次のうちどれか。

(1) 0.65  (2) 0.75  (3) 5.5  (4) 6.5  (5) 7.5

答え (5)

図のように、環状鉄心にコイル1及びコイル2が巻かれている。コイル1、コイル2の自己インダクタンスをそれぞれL1、L2とし、その巻数をそれぞれN1=100、N2=1,000としたとき、L1=1×10-3[H]であった、このとき、自己インダクタンスL2[H]の値と、コイル1とコイル2の相互インダクタンスM[H]の値として、正しいものを組み合わせてたのは次のうちどれか。
ただし、鉄心は等断面、等質であり、コイル及び鉄心の漏れ磁束はないものとする。

 
L2[H]
M [H]
(1)
1×10-1
1×10-2
(2)
1×10-1
1×10-3
(3)
1×10-2
1×10-2
(4)
1×10-2
1×10-3
(5)
1×10-4
1×10-4

答え (1)

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