電気主任技術者試験講座
磁界 ステップアップ問題

図は強磁性体のヒステリシスループを示す。図中のBr及びHcは、それぞれ( ア )及び( イ )の大きさを表す。一般に、Brが大きくてHcの小さい磁性体は( ウ )に適し、Brも大きいが、Hcが大きい強磁性体は、( エ )に適する。
上記の記述中の空白箇所( ア )、( イ )、( ウ )及び( エ )に記入する語句として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。

(1) (ア)保磁力 (イ)磁化力 (ウ)電磁石 (エ)永久磁石 
(2) (ア)残留磁気 (イ)保磁力 (ウ)電磁石 (エ)永久磁石 
(3) (ア)保磁力 (イ)残留磁束 (ウ)永久磁石 (エ)電磁石   
(4) (ア)残留磁気 (イ)保磁力 (ウ)永久磁石 (エ)電磁石   
(5) (ア)平均磁束密度 (イ)磁化力 (ウ)電磁石 (エ)永久磁石     

答え (2)

図のような環状コイルがある。交流電圧の実効値をE[V]、交流電圧の周波数をf[Hz]としたとき、鉄心中の最大磁束φm[Wb]であった。 次の(a)及び(b)に答よ。
ただし、鉄心の飽和はなく、漏れ磁束もないものとする。

(a) 電源周波数f[Hz]一定で、電圧を1.5E[V]にしたとき、最大磁束[Wb]は、φm[Wb]の何倍になるか。その倍率として、最も近いものは次のうちどれか。

(1) 0.67  (2) 1.06  (3) 1.5  (4) 2.25  (5) 4.0

(b) 電圧を1.5E[V]にして、周波数を0.5f[Hz]にしたとき、最大磁束[Wb]はφm[Wb]の何倍になるか。その倍率として、最も近いものは次のうちどれか。

(1) 0.33  (2) 0.75  (3) 1.33  (4) 2.25  (5) 3.0

答え (a)−(3)、(b)−(5)

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