電気主任技術者試験講座 交流の並列回路


上図の回路で、電圧Vを基準にした電流I、I、Iをベクトル表示すると、

は電圧Vに対して90°位相が遅れます。尚、各電流は、

として、求める事ができます。
合成インピーダンスは、

となります。尚、Zを複素表現すれば

となります。


上図の回路で、電圧Vを基準にした電流I、I、Iをベクトル表示すると、

は電圧Vに対して90°位相が進みます。尚、各電流は、

として、求める事ができます。
合成インピーダンスは、

となります。尚、Zを複素表現すれば

となります。


上図の回路で、電圧Vを基準にしたI、I、I、Iをベクトル表示すると、

ベクトルは平行移動できますので、IとIは相殺されます。尚、各電流は、

として、求める事ができます。
合成インピーダンスは、

となります。尚、Zを複素表現すれば

となります。

図のような交流回路において、抵抗Rを流れる電流IR[Ω]の大きさはいくらか。、正しい値を次のうちから選べ。


(1)  5  (2) 6   (3)  7  (4)  8  (5)  9

答え (1)

図のような交流回路において12[Ω]の抵抗に5[A]の電流が流れた。誘導リアクタンスXL[Ω]の値として、正しい値は次のうちどれか。


(1)  3.2  (2) 5.3   (3)  8.0  (4)  12  (5)  16

答え (2)

図のような回路において、抵抗R2に流れる電流I2[A]の値が5[A]であるとき、次の(a)及び(b)に答えよ。

(a)抵抗R1に流れる電流I[A]の値として正しいのは次のうちどれか。ただし、I2を基準ベクトルとする。
(1)  5+j5  (2) 5-j5   (3)  10+j5  (4) 10+j10  (5)  10-j10

(b)この回路の電源電圧V[V]の大きさの値として、正しいのは次のうちどれか。
(1)  100  (2) 150   (3)  200  (4) 250  (5)  350

答え a-(2) 、 b-(4)

図のように、R[Ω]の抵抗、インダクタンスL[H]のコイル及び静電容量C[F]のコンデンサを並列に接続した回路がある。この回路に正弦波交流電圧e[V]を加えたとき、この回路の各素子に流れる電流iR[A]、iL[A]、iC[A]とe[V]の時間変化はそれぞれ図2のようで、それぞれの電流の波高値は10[A]、15[A]、5[A]であった。回路に流れる電流i[A]の電圧e[V]に対する位相として、正しいのは次のうちどれか。


(1)   30°遅れる  (2)  30°進む   (3)   45°遅れる  (4)  45°進む  (5)   90°遅れる

答え (3)

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