電気主任技術者試験講座 並列共振回路

コンデンサとコイルを含む回路には共振状態というものが存在します。共振状態とは回路の合成インピーダンスの複素成分がゼロになった時を意味します。


上図のようなR−L−C並列回路において、合成インピーダンス[Ω]は、


この回路の合成インピーダンス[Ω]の値 ||=Z [Ω]は、角周波数によって変化します。そして、の時が共振状態となり、[Ω]の値 ||=Z [Ω]は最大値となります。

共振時の周波数は、

となります。

図のようなRLC交流回路がある。この回路に正弦波交流電圧E=100[V]を加えたとき、可変抵抗R[Ω]に流れる電流I[A]は零であった。また、可変抵抗R[Ω]の値を変えてもI[A]の値に変化はなかった。このとき、容量性リアクタンスXC[Ω]の端子電圧V[V]とこれに流れる電流IC[A]の値として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
ただし、誘導性リアクタンスXL=20[Ω]とする。

電圧V[V] 電流IC[A]
(1)
100
0
(2)
50
5
(3)
100
5
(4)
50
20
(5)
100
20

答え (3)

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