電気主任技術者試験講座 力率の計算方法
力率は、遅れ又は進みの角度をcosθで表したものです。
R−L−Cの直列回路の場合
上図の回路で、電流を基準にしたV、VR、VL、VCをベクトル表示すると、
又、
でも求める事が出来ます。
R−L−Cの並列回路の場合
上図の回路で、電圧Vを基準にしたI、IR、IL、ICをベクトル表示すると、
又は、
でも求める事ができます。
図のような交流回路において、電圧V[V]及び電流I[A]が次の式で表されるとき、抵抗Rで消費される電力P[W]及びこの回路力率cosθの値として、正しいものを組み合わせたのは次のうちどれか。
(1) P=12,cosθ=0.75 (2) P=12,cosθ=0.87 (3) P=12,cosθ=0.96 (4) P=24,cosθ=0.87 (5) P=24,cosθ=0.96
答え (5)
図のように、抵抗R[Ω]と誘導性リアクタンスXL[Ω]が直列に接続された交流回路がある。 の関係があるとき、この回路の力率cosθの値として、最も近いのは次のうちどれか。
(1) 0.43 (2) 0.50 (3) 0.58 (4) 0.71 (5) 0.87
答え (3)