電気主任技術者試験講座 電気数学
電験3種の試験問題では、ある程度、数学を理解していないと計算問題が解けません。ここでは、電験3種で使う数学の要点だけを簡単に解説しています。
三平方の定理
三角関数の定義
特殊な三角関数の比率
三角関数の関係式
加法定理
角度の単位で度[°]を用いず、ラジアン[rad]を単位とする方法です。
360°を2π[rad]とし、度[°]をxとするとその関係式は、
θ=x/360 × 2π [rad]
となります。
90°=1/2π 、 45°=1/4π 、 30°=1/6π 、 60°=1/3π 、 180°=π
ベクトルは大きさと向き(方向)を持つ量です。大きさだけで表されるものはスカラーといいます。
点Aから点Bに向かう有効線分ABのベクトルを表すときは、と書きます。
その他、などのようにも、書かれます。
下図のようにベクトルは合成する事が出来ます。
平面上に点A(x,y)がある時、
2乗して-1になる数を虚数といいます。単位には j を用い、j2=−1 という式が成り立つと考えます。
j2=−1、j3=j2×j=−j
a+jb のような(aは実数部、jbは虚数部)数を複素数といいます。複素数の計算では、
(a+jb) + (c+jd)=(a+c) + j(b+d)
のように、実数部と虚数部を別々に考えます。
尚、ベクトルを複素数で表すと、以下のようになります。
am×an=am+n
am÷an=am-n
(am)n=amn
(ab)n=anbn
a-n=1/an