電気主任技術者試験講座 クーロンの法則

真空中に二つの点電荷Q,Q [C] が距離r [m] だけ離れて置かれているときの点電荷間に働く力は

で表されます。

電荷とは、電子や陽子が持っている電気の量のことで、負の電荷と正の電荷があります。電荷の単位は C [クーロン]です。電荷が移動すると電流となり、移動しなければ静電気となります。

真空中の誘電率は (イプシロンゼロ)で表される定数(決まり切った値)です。誘電率は簡単に説明すれば、電気を通さない誘電体(絶縁体)が電気をためておく度合いのことです。

図のように、真空中の3[m]離れた2点A,Bにそれぞれ3×10-7[C]の正の点電荷がある。A点とB点とを結ぶ直線上のA点から1[m] 離れたP点にQ[C]の正の点電荷を置いたとき、その点電荷にB点の方向に 9×10-3[N]の力が働いた。この点電荷Q[C]の値として、最も近いのは次のうちどれか。 
ただし、真空中の誘電率を とする。

(1) 1.2×10-9 (2) 1.8×10-8 (3) 2.7×10-7 (4) 4.4×10-6 (5) 7.3×10-5

ヒント : 答え (4)

真空中において、図に示すように一辺の長さが30[cm]の正三角形の各頂点に2×10-8[C]の点電荷がある。この場合、各点電荷に働く力の大きさF[N]の値として、最も近いのは次のうちどれか。  
ただし、真空の誘電率を とする。


(1) 6.92×10-5  (2) 4.00×10-5  (3)  3.46×10-5
(4) 2.08×10-5  (5) 1.20×10-5

ヒント : 答え (1)

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