電気主任技術者試験講座
キルヒホッフの法則

図のような回路を、方程式を立てて計算する方法です。

方程式を立てるには以下のような法則に従います。
第1法則:回路内の任意の分岐点において、流入する電流の総和は零である。ただし、流出する電流はマイナスとする。
第2法則:回路内の任意の閉回路の各枝の電圧を一定方向に測り、元に戻った時の、各枝電圧の総和は零である。

実際に方程式を立てると

A点の電流の関係は、第1法則より
 I + I - I = 0
左右の閉回路の電圧の関係は、第2法則より
 V = R1 + R
 V = R + R

これらの方程式より  I、I、I を求めると、

図のような直流回路において、電流の比I1/I2はいくらか。正しい値を次のうちから選べ。

(1) 0.43  (2) 0.57  (3) 0.75  (4) 1.33  (5) 1.75

答え (3)

図のような直流回路において、抵抗6[Ω]の端子間電圧の大きさV[V]の値として、正しいものは次のうちどれか。

(1) 2  (2) 5  (3) 7  (4) 12  (5) 15

答え (4)

Copyright (C) 電気主任技術者−電験3種の試験と実務 , All rights reserved.