電気主任技術者試験講座
直流回路 ステップアップ問題

図1の抵抗回路において、抵抗R[Ω]の消費する電力は72[W]である。このときのpq端子の電圧V[V]をもとめる。次の(a)及び(b)に答よ。

(a) 図1のpq端子から左側を見た回路は図2に示すように、電圧源E0[V]と内部抵抗R0[Ω]の電源回路に置き換えることができる。E0[V]とR0[Ω]の値として、正しいのは次のうちどれか。

(1) (2) (3) (4) (5)
E0[V] 40 60 100 60 40
R0[Ω] 6 12 20 30 50

(b) 抵抗R[Ω]が72[W]を消費するときのR[Ω]の値には二つある。それぞれに対応した電圧V[V]のうち、高い方の電圧V[V]の値として正しいのはどれか。
(1) 36  (2) 50  (3) 72  (4) 84  (5) 100

答え (a)−(2)、(b)−(1)

図は抵抗Rab[kΩ]のすべり抵抗器、抵抗Rd[kΩ]、抵抗Re[kΩ]と直流電圧Es=12[V]の電源を用いて、端子H、G 間に接続した未知の直流電圧[V]を測るための回路である。次の(a)及び(b)に答よ。

(a) 抵抗Rd=5[kΩ]、抵抗Re=5[kΩ]として、直流電圧3[V]の電源の正極を端子Hに、負極を端子Gに接続した。すべり抵抗器の接触子Cの位置を調整して検流計の電流を零にしたところ、すべり抵抗器の端子Bと接触子C間の抵抗Rbc=18[kΩ]となった。すべり抵抗器の抵抗Rab[kΩ]の値として、正しいものは次のうちどれか。
(1) 18  (2) 24  (3) 36  (4) 42  (5) 50

(b) 次に、直流電圧3[V]の電源を取り外し、未知の直流電圧Ex[V]の電源を端子H、G 間に接続した。抵抗Rd=2[kΩ]、抵抗Re=22[kΩ]としてすべり抵抗器の接触子Cの位置を調整し、すべり抵抗器の端子BとC 間の抵抗Rbc=12[kΩ]としたときに、検流計の電流が零となった。このときのEx[V]の値として、正しいものは次のうちどれか。ただし、端子Gを電位の基準(0[V])とする。
(1) -5  (2) -3  (3) 0  (4) 3  (5) 5

答え (a)−(2)、(b)−(1)

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