避雷器とは?:電気主任技術者-電験3種の試験と実務

電気主任技術者-電験3種の試験と実務 >> 避雷器とは?

    

雷の電圧は数百KV以上の高い電圧です。その電圧が配電線に落雷し、電気機器に流れると、絶縁破壊されて、たちまち焼損してしまいます。避雷器はこのような異常電圧を電気機器の絶縁耐力よりも低い電圧まで下げて、電気機器を保護する物です。避雷器は気中ギャップと直列に接続された特性要素という非直線性の抵抗から出来ています。気中ギャップの役割は、常時使用している電圧のときは、特性要素に電圧が加わらず、異常な高電圧が加わった時に、特性要素に電圧が加わる役目をします。そして特性要素は、異常な高電圧が加わった際、特性要素を通って大地に放電するのですが、雷電圧のみを大地に放電し、雷電圧通過後は、元に戻るような工夫がされています。

    

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