配電電圧と配電方式:電気主任技術者-電験3種の試験と実務

電気主任技術者-電験3種の試験と実務 >> 配電電圧と配電方式

    

各種配電方式

単相二線式(1φ2W)
一般的に負荷容量が30kw以下の場合に用いられる配電方式です。
非常発電機で発電した3相200Vの電源より、単相100Vを取り出したい時などに、スコットトランスを経て、使われる事がしばしばあります。
単相三線式(1φ3W)
単相負荷密度が高い場合に良く用いられる配電方式です。両外線間の電圧が200Vであり、中性線間の電圧が100Vです。蛍光灯などを200Vで給電できるメリットがあり、広く採用されています。
三相三線式(3φ3W)

又は
三相誘導電動機等の動力負荷の電源として、一般的に広く用いられている配電方式です。電圧は200Vや400Vで使われる事が多いです。
V結線三相三線式(3φ3W)
Δ型やY型の結線に比べて、出力は57.7%になります。また、変圧器容量に比べて、利用率は86.6%になります。
異容量V結線三相四線式
100/200Vの単相三線式とV結線三相三線式を組み合わせた方式です。
三相四線式(3φ4W)
240/415Vや220/380Vなどで使用されています。外線と中性線に単相負荷を均等に接続すると、中性線に電流が流れません。
又、特別高圧から直接400Vに降圧されることが多く、高圧変圧器やしゃ断器などを省略できるメリットがあります。
    

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